ロボットみたいに生きてる

それでも私は人間なのか

今日見た夢

今日は変な夢を見ました。今日、だけではなく、最近は毎日のように見る夢なのです。
卒業式が近い時期の高校生の私になっていて、でも同級生は、中学生の時の子達も混ざっていました。学校の夢をよく見るのは、きっとその時期のことを悔やんだり懐かしだりしているからなのでしょう。
卒業式の催しの準備(何故か文化祭みたいに、各教室が飾り付けに追われている)中に、ステンドグラスを通したような光が差し込む階段を降りていく途中、校長先生に呼び止められました。
「○○をしてきてくれ!」と怒鳴られ、夢の中の私はびっくりして走りだしました。確か誰かを読んで来い、とか足止めしろ、というような趣旨だったと思うのだけれど、よく思い出せません。
無我夢中で走った先は屋上で、そこには羽の生えた同級生が手すり際に立っていました。
真っ白な羽と対照的に顔にはモザイクのような黒いモヤモヤがかかっていて、誰なのかは分かりませんでしたが、私が屋上のドアを開け、彼を認めてすぐ、真っ白な羽は広げたまま、彼は背中から落ちてゆきました。
「駄目‼」と叫んで手を広げていた先は、夢によくあることですが、屋上ではなく学校の玄関前でした。
「あれ、何してるの?」と旧友が語りかけてきて、夢の中の私は何事もなかったようにその子と一緒に校庭を歩き出します。
「次の三連休が、最後の三連休になるよね」その子は言いました。最後の、とは、卒業する前の最後の、という意味だと夢の中ながらに理解しました。
その子の提案は、三連休中に彼女の家に行って、お泊りパーティーとして映画を観まくろう!というものでした。とても楽しそうな響がしたので、その場では快諾し、校門前で別れました。
所変わって、今度は実家の自室からの景色に移り変わりました。見慣れた景色を窓越しに眺めていると、階下から母親の声が。お使いを頼みたいとのことでした。
自転車に乗り、田舎道をひた走る光景にかわります。夢の中ではいつも曇り空の薄暗い中、何故か自転車をアニメのように立ち漕ぎで全力疾走しています。目指すはコンビニエンスストア
何を買いに来たのやら、分からないまま来た道をひた走る光景。段々と雨が降ってきました。
実家に帰りつくと、そこまで遠くはないはずのコンビニですが、もう空は真っ暗になっていました。相変わらず雨は降っています。
雨戸を閉めて、夕食の支度を手伝い、家族と共にご飯を食べ、自室に引き上げていきました。
カーテンを開けて降りしきる雨と実家からの景色を眺めながら、学校で旧友に持ち掛けられた、三連休の計画について考えを巡らせていました。
夢から覚めた今になって考えると、この辺りから「自分は夢を見ている」ということをどこかで自覚していたのかもしれません。「ツレ君の予定はどうなんだろう、一緒に出掛けるよていだったかしら」と、学生時代に出会ってもいないツレ君との予定について考え、安易に旧友に返事をしたことを後悔し始め、心中モヤモヤとし始めました。
急いで携帯から彼女に対し、三連休ずっとは一緒にいられないこと、一日だけなら大丈夫ではあるはず、ということを伝えました。
旧友が怒りませんように、と祈りながら目を閉じると、知らないアパートの一室に私はいました。
目を開けると、目の前にツレ君が立っていました。私の体も心なしか背が伸びているように感じます。
その空間では、ツレ君と私の現実での会話や行動がリアルに脳内再現されていました。若干、部屋の作りが現実と異なりやや狭く、またレイアウトも異なっていましたが、奇妙な感覚を抱きながらも冷静な態度をとっていました。
そのうち、ツレ君が用事で出かけていき、私はゴミ出しというリアルなイベントの為部屋の各所にあるごみ箱の中身を集め始めました。
袋に満タンになったゴミ袋をもって部屋のドアを開けると、そこはとてつもなく高いマンションであることが判明しました。目の高さよりも下に山々が連なり、風が吹き荒れていました。どうやら夢の中では最上階に住んでいたようです。
外装は小奇麗なマンションで、白い壁に小洒落た黒い手すりのついた廊下と階段があります。その階段を、髪を抑えゴミ袋を携え降りてゆきました。
それからしばらく、長い長い階段を風に耐えながら降りてゆく光景が続きます。
気がつけば地上階。周りには同じマンション在住とみられる奥様方が集まっています。ゴミ捨て場の小洒落格子を開け中に袋を投げ入れると、待っていましたとばかりに奥様方に取り囲まれました。
「卒業式は何をされるんですの!?」「お宅の方はお仕事順調かしら?」というような質問攻めにあい、全てにおいて愛想笑いをしていた気がするものの、頭の片隅で三連休の予定と、旧友の映画を観倒す計画についてのことが浮かんできました。
「部屋に帰ったらツレ君と相談しよう」と思った矢先、何故か一瞬目が覚めたのです。リアルに眼球が目を向けました。隣にはツレ君が眠っています。
しかし、すぐにはどちらが現実か嘘か分かりませんでした。先ほどまで考えていた三連休のことと、現実では次の休日は三連休ではないものの、休日というシステムに対しての現実感が相まってか、判断がつかなくなっていたようです。
目を開き現実のツレ君の寝顔を眺めながら混乱している内に、また違う夢へと飛んでいきました。

ここまでが、今日見た私の夢の話です。